
引き出物は、結婚式や祝賀パーティーなどの祝いの場で、招待客に配られるお礼の品のことをいいます。感謝の気持ちを伝えるためのおもてなしの1つなので、失礼にならないように多くのルールが存在します。
その内の1つに、数のルールがあります。結婚式では2つに分かれる数字や、4と6と9の数字を避けるという習わしがあり、品物の数もこれを守らなければ、縁起が悪いとされています。
数え方に明確なルールは設定されていませんが、引き菓子と合わせて縁起が悪くない数字にするのが、お祝い事に欠かせない引き出物の基本ルールの1つです。
結婚式において、料理と並んで参列者の期待も大きいのが、引き出物です。贈って喜ばれる物はどんなものなのでしょうか。
結婚式は老若男女が集まる場所ですし、目上の人に失礼のないものでなければいけません。さらに、頂いたご祝儀に見合った価格のものを選ばなければいけないので、どんなものにするか頭を抱える人も多いです。
参列者自身に好きな物を選んでもらうアルバムタイプのカタログギフトを贈る人も増えています。
カタログギフト以外では、普段使いできるタオルやキッチン用品、食器類、バス用品などが人気です。消耗品であることと、持ち帰るのに荷物がかさばらない商品を選ぶのがポイントとなります。
引き出物は、結婚式や祝賀パーティなどのお祝い事で招待客に配られる贈り物のことをいいます。
引き出物と引き菓子、しきたり品の3セットを用意して奇数にするのが一般的ですが、地域によってマナーもそれぞれ異なります。ブランドの食器やタオル、有名店のお菓子に加えて、近年カタログギフトを選ぶカップルも増えています。
遠方から参列する方もいて、重たい荷物を持って帰るのは大変なので、コンパクトであることや自分で好きなギフトを選ぶ楽しみがあることが評価されています。お祝いしてくれた方への感謝の気持ちが伝わるような素敵な結婚式となるよう、パートナーや結婚式場のスタッフとしっかり話し合いをしましょう。
結婚式の引き出物は、式場で頼むこともできますが、気に入ったものを選んで贈ることもできます。その際、持ち込み料がかかるかどうか確認を忘れないようにしましょう。
インターネットで検索すると、様々な商品が出てきます。バウムクーヘンやクッキーなどのお菓子も、ハートをかたどったものや日付と名前を入れられるものなど、とっておきの一日を彩る工夫が凝らしてあります。ハンドタオルやペアグラスなどのほか、贈った相手に好きなものを選んでもらえるカタログギフトも人気です。
一生に一度の大切な行事ですからパートナーとよく相談して納得のいくものを選んでいくとよいでしょう。
結婚式の引き出物というと、昔は大きな風呂敷包みに鯛の形のお砂糖や本物の尾頭付きの鯛、日持ちのするバームクーヘンやケーキや羊羮などのお菓子、レトルト食品や混ぜるとできる簡単なお菓子のもとなど変わったものまで様々なものが入っていましたが、最近ではそのような引出物はなくなり、小さいケーキやお菓子とカタログを渡されることが多くなりました。
周りでは20数年前から、平成の始め辺りから引き出物がより軽めのものに変わっていったと思います。カタログも初期の頃からみると変化したようで、昔はあまり実用的ではないな、と思うものが多かったですが、最近は以前より実用的なものが増えた気がします。
結婚式で渡す引き出物は、新郎や新婦から感謝を込めたお祝いのお返しというイメージがあります。もちろん、それが間違っているわけではありませんが、本来はそう言った意味ではありません。
かつて、貴族が招待客にお土産として渡した品物が正しい由来とされています。お土産なので、誰にでも配る物は同じ物であるとされています。
品物を選ぶ際は、品数が偶数であると縁起がよくないと言われているため、奇数になるようにしておきましょう。なお、引き出物は時代とともに、持ち帰る負担の少なくコンパクトで自由に交換できるカタログギフトが人気です。